PHPカンファレンス2024に参加した、そして宿題をもらった
去年は参加出来なかった気がするから、2年3か月ぶりの現地入り。
タイムテーブルや足を運ぶ先のセッションは
- サービス全体に影響しそうな技術の話
- ユーザ体験そのものが変わる技術の話
が多かった。自分自身の開発者体験向上のための話よりも、顧客目線やプロダクト志向に切り替わったなあと。
視座が高くなったのか、それとも興味関心の輪が移ろったのか。
印象に残ったトーク
ALBと外部IDプロバイダーで認証しつつ、LaravelではGate・Policyを使わずシンプルにアクセス制御する方法 by 佐々木 亮祐
権限周りをLaravelの仕組みに乗っけずに管理・制御する技術の話。
Write・Readの権限をロールごとに、かつ、コードベースで割り振れる設定方法は、エンジニアlikeで管理のしやすさや、理解のしやすさがありそうだった。
ローカル環境でALBやIdPがないことは懸念すべきだとも言っていた。ローカルに全く同じ環境を作ることはコスト的に現実的では無いことから、テストの頻度や項目は考え込まないといけない。
それでも、アプリと権限を切り放せるアイデアは素敵だと思う。聞きに行けてよかった。
AI Centric by koriyama
"You are not a software engineer"
アンカンファレンスで話を聞いた夜から、今までしこりとして残っている。
生成AIの躍進により、中身が分からない製造工程によって僕達たちは成果物を享受することが出来るようになってしまった。
中身のわからないものを使って、ものを作り出している。これはつまり、生成AIという生産設備に乗っかったくブルーカラーなんじゃないか? という視点。
僕たちは何者なのか。 ソフトウェアエンジニアなのか。そうではないのか。 何をするために今プロダクト・コードと向き合っているのか。
「それで、あなたは何をしている人ですか?」
引用:カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
カイゼン・ジャーニーにも同じような問いがあった。
アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 2』にも
「What Color?」
という問いがあった。
自分はソフトウェアエンジニアの名札を付け、社会に属しているつもりでいる。
だからこそ今一度、自分が何者なのか、自分の色が何なのかゆっくり考えてみるとしよう。
いい宿題を作ってくれた郡山さん、ありがとうございました。
まとめ
参加者数1000人、スポンサー40社を超える大きなカンファレンスで楽しかった。が、流石にすべてのスポンサーブースを回るのは大変だった。
ブースが多くてスタンプを押すことが目的になってしまい担当者を通じて、共産いただいている会社の話を多くは聞けなかった。
来年はもっと事前の時間配分が求められそうだ。