# エンジニアとしての、2020年の `ふりかえり` と `むきなおり`
本日を以って、 2020年の業務を終業した。
今年は全世界的にコロナ禍に苛まれた。仕事・プライベート共に大きく変わった一年を過ごした。
このタイミングでブログが立ったから、1年の振り返りをする。
仕事のふりかえり
先ずは仕事に関するトピック。僕の現場では日本政府による緊急事態宣言が布告されたと同時に 出社禁止 となった。
つまり、 物理的な通勤電車による通勤 から開放された。電車に乗ることがなくなって前よりも早起きする必要性が減った。
起床時間から出社までの時間が圧縮されたことによって、男の僕は起きて5分後にはPCの電源を点けて仕事に取り掛かることができるようになった。
絵に書いたようなエンジニアっぽい仕事風景だが、実際やってみると善かったことや悪かったことがあっていい経験ができた。
自宅が仕事場になった
もともと我が家は、一日当りの滞在時間が長いことを想定して借りていない。在宅ワークが始まって間もなく 身体にガタが来た。
最低限映画を見るためだけの安いパイプのソファーとローテーブル、そしてベッドくらいしか持ち合わせていなかった。
身体は資本のため無視するわけにはいかず、様々な策を検討した。
- 広い作業空間を求めて、引っ越す
- 今までどおり家の外で業務ができるようなワーキングスペースに通う
- 知恵を絞り尽くし、て今の狭い家にデスクを置く
結局、3の 知恵を絞り尽くして、今の狭い家にデスクを置く
ことにした。
理由は、 自分のデスクを持ちたい という男のちっぽけな夢を叶えたいがためである。
実際、妥協せずに各機材を揃えた。
身体には特に気を配り、椅子には 80,000 円かけた。
今の所払っただけのリターンを特には感じないが、つらみを何も感じていないから大満足である。
時間とカネをたんまりかけて、納得し尽くして作ったデスクでの仕事まあいい感じだ。
夢を叶える機会をくれた点に関して、コロナに感謝したい。
たくさんコミュニケーションをとった
何を言っているのかわからないだろうが、ありのまま起こったことを話すぜ。
具体的には、出勤していたときよりもチームメンバーと喋った。
というのも、コロナ禍のWork from homeが始まった瞬間に新規プロジェクトチームの一員として僕がアサインされた。
様々な不安要素に煽られながら、onboardingは始まっていく。
僕の所属するチームのWorking Agreementのひとつに 常時通話ツールを繋げておく というルールができた。
ルールや制度とは、必要な時と場合に熟知した上で利用しなければ宝の持ち腐れである。
「たくさん話して心理的安全性高めれば、チームとしての力は強くなるっしょ😎」
隙間さえあれば公開可能な情報を用いて、チームメンバーの笑いを取ることを目標にして喋りまくった。
また別の記事で書くが、このコミュニケーションが功を奏して開発のコミュニケーションが捗りすぎた。
初めてのスクラムにも、臆せず挫けず突き進むことができた。
プライベートのふりかえり
実際に仕事で挑戦したことなどの細かいことは別の記事で書くとして、緊急事態宣言のお布施でお家時間が増えたプライベートを振り返る。
自主学習をするようになった
今までの僕が家に抱いていた責任は 疲れを取るための場所
であった。それが家具を一新し、魔改造した結果手にした 俺の夢の結晶デスク によって意義が大きく変わった。
今まで叱咤激励を頂いていた先輩方には申し訳ないが、僕はコロナ禍になるまで技術に関して自主的に学習したことがなかった。
勉強する暇があったら職場に籠ってチームメンバーと設計談義をしたり、粛々とタスクやIssueを消化している質だった。
デスクとキーボード、ディスプレイとマウスがデスクの上にあるだけでたま〜にコードを書きたくなるようになった。
新しい技術に触れる土壌が整ってこのブログもその一環で実装した。
毎日開発できているわけじゃないけど、ゼロだったエンジニアとしての勉強時間を確保できるようになった環境変化は喜ぶべきだろう。
読書量が増えた
勉強のトピックと少し被る。だが同じではない。
朝遅く起きて、仕事して、ランチする。 仕事に戻って、シャワーを浴びて、寝る。
こんな生活をずっとしていると、色々な意味合いで刺激が少ない。気分もだんだん落ちてくる。
どれだけアニメを見てもどれだけ酒を飲んでも、満たされなかった渇き。
久々にゲームをしたときにも同じ飢えを感じた。
この渇きを、最も潤したことのひとつが読書だった。
今まで読書をしてこなかったわけではないが、読書による 知的欲求の充足 に改めて意義を感じることができた。
巨人の肩に乗って知の海を見渡すことは、人間の尊厳を満たしてくれる。
技術書やビジネス書との邂逅の数が増えた。是非ブログにアウトプットしたい所存だ。
今年のむきなおり
年を越す前に、エンジニアとして良き来年を過ごすため向き直るべきことを残しておく。
自主開発をもっとうまくやる
自主勉強を全くといっていいほどやってこなかったエンジニア人生だった。
だからこそ今年は自主勉強エンジニア一年生。
ブログ実装は、8月から始まっていた。
納得する形でデプロイ、リリースできたのが師走である。
エンジニアのブログ開発、サグラダ・ファミリア説 を僕は推しているが、 アウトプットのための土壌であるブログをアウトプットできない というループをさっさと抜け出す必要があった。
当たり前の当たり前だろうが、タスクリストを組んでひとつずつチェックボックスを潰したり、 Issueを立てて実装を勧めていくべきだったなあと反省をしている。
同じアウトプットが同じタイミングでなされるのであれば、一日ずつコミットを刻んでいったほうがGithubの草的にも見栄えがいい。
今、このことに気づけてよかったと思っている。
やっぱり日記を書く
実はブログとは全く別のフォーマットで日記を書いていた。去年の12月まで。
日記をやめた一年を過ごして、振り返ってみるとある事実と対峙する。
成長の度合い が去年までの其れよりも少ないのではないか。
事実、朝起きて日記と一日のTodoを敢えて紙のノートに書く儀式は僕にとっていい影響をもたらしていたのだ。
紙で書くから忘れてはいけない業務も覚えているし、困ったら日記を見ればいい。
今となっては歯磨きのように筋トレを習慣化したが、今思えば日記の助力を借りていた可能性がある。
また始めてみる。
ふりかえりまとめ
ダラダラと四方山話のように今年一年をふりかえり、来年に向けてむきなおった。
一年のふりかえりを通して、業務で学んだことや悩んだことも年末年始休暇を使ってアウトプットできたらいいなと考えている。