PHPカンファレンス福岡2024で登壇してきたが、ラーソーメンは食べられなかった

今年も縁があって、1年ぶり2回目のPHPカンファレンス福岡へ登壇。

同じ場所で同じルーティンで人生2回目のオフライン登壇を迎えられる僥倖を噛み締めながら、カンファレンスを楽しむことができた。

前夜祭

今年は全然野菜がなく、前夜祭のみがあったらしく参加者は去年よりも多い印象だった。 えらいひとになった @yamato_sorariku の発表は、後輩・部下に向けたアツいメッセージであり(諸説ある)、自分も明日は我が身と思える内容であった。 ちゃんとエラーを検知できること、必要なログを収集・可視化し、鼻と耳の間にある2つの目を使って見ることの大切さを学んだ。

喧嘩を組まれたら物理的に負けるんだろうなという感じになった @uzulla さんの資料はPHPでのセッション管理、マイグレーションというニッチな分野だった。 $_SESSION と付き合うことは新規開発では(よっぽど)ないだろうが、オブジェクトを使った、漸進的な技術は面白かった

本当は前夜祭で懇親する予定だったが、同じチームの若者が初めての博多でソロ飯をキメると言い出したので、「それは一肌脱ぐか」ということで付き合った。

カンファレンス当日

ホテルで最終練習を終え、土砂降りの中会場についたと思いきや、💻を置き忘れと事に気づき絶望ビリー。

なんとか登壇前には間に合ったが、心の中は尋常ではない。オープニングも委員長挨拶もスポンサーのアレも頭に入ってこない。なかなかに最悪の滑り出しだった。

『Fat Controller は悪か? 〜光のFat Controller・闇のガリController〜』を発表した

発表自体は、口を滑らせてしまえばフロー状態に入って何も迷いはなくなった。腕時計のタイマーを確認しながら定刻通りに喋り終えることができた。

振り返りとしては、以下の点

  • 全てにおいて抽象的なお話になってしまったこと
    • もう少し具体的な話を入れたほうがよかったかも
  • マイクを通した自分の声がどの程度聞こえるかチェックしたかった
    • 去年とは異なり会場がデカくなったため
  • 習得できるかわからないが、画面を見て話しすぎ(な気がする)
    • 会場と一体となれる感じを目指したい

振り切ったタイトルを読み上げていただいた挙げ句、噛ませてしまったことは大変申し訳無い気持ちでいっぱいになった。

面白かった登壇

リモートワーク時代の守護神 PHP開発者のためのセキュリティ強化術 by P山 さん

我々は当たり前のようにリモートワークしているが、セキュリティリスクは何なのか?改めて学べた良い発表だった。

インシデントの情勢を俯瞰しつつ、自分たちのプロダクトや重要なリソースに対して適切なアクセスが保たれるような技術に対して、PHPを挟みつつ見れて面白かった

設計の考え方 - インターフェースと腐敗防止層編 by おかしょい さん

「Interfaceなくして開発はできない」といっていいほどお世話になっているPHPの interface という機能だからこそ、聴講。 世の中のインターフェースの例を持ち出したり、自分たちのプロダクトコードを守るための利用方法など、基本的でかつ重要な技術的観点を学ぶことができた。

懇親会

洒落たデザインがラベリングされたクラフトビールを片手に乾杯。センスも味も良くてよても良かった。アレは誰のアイデアなのだろうか>

リモートワークでなかなか会えない同僚と話したり、未来の同僚と盃を交わした。会社じゃないところで会社の人と会うことが多いんだよな〜。

懇親会も、実質Ask the speakerなのでとても楽しみにしている。実際、発表した抽象的な内容を各々の現場の具象に落とし込むためにお話できてよかった。

あの時間こそ自分にとって、最も価値のある時間かもしれない。

二次会でも隣り合わせた人とお話したり、人に人を繋いでもらったり、人を人に繋いだりした。

人のネットワーク効果はすごい。

終わってみて

今回の登壇は自分にとって後ろ髪を引く幕切れとなった。誰よりも自分が反省しているし、悔しさが下唇を噛む強さに呼応している。

だが、行ってよかった。いい意味で若者に先輩ヅラできた。自分の問いに対して様々な人と議論できた。

やはり福岡は最高である。こういう場を増やしていきたいし、もっと貢献していきたい。

サポートしてくださった運営の方々、本当にお疲れさまでした。

そして次は必ずラーソーメンを食べたい。